さて前回の記事の通りでぶつけまして、補修が必要な箇所を洗い出してみました。
・ラジエターファン損壊
・フロントメンバー、フレーム修正
・フロントバンパーの修復
・エアコン配管の確認
大きいところを挙げるとこの4点です。
まずなんとかしなければならないのはどう考えてもラジエターファンの修理。
これをやらないとまともに自走できないので、まずはここから着手です。
まぁふつうに考えて、まずは純正品での交換を検討しましたが、、、
高い!
片方で数万円と、こんなただのファンの癖になかなかのお値段な訳です。
ということで、代替品での交換を検討してみます。
そこで見つけたのがこいつです。
まぁなんと、Amazonでラジエターファンが買える時代になったらしい、、、昔の自分に教えてあげたいくらいです。
MR2 SW20のファンは、ラジエターの裏についていて前方の空気を後方に逃がすプル型というタイプのファンです。
プル型の中から、どうせなら冷却のキャパが上がったほうが嬉しいので可能な限り大きいサイズで検討。ラジエターのサイズを測って、たぶん入るなというくらいの感じでとりあえず発注w
心配なのは消費電力ですが、ダメでもヒューズ飛ぶだけですし、この値段なのでさほどダメージは大きくないので、とりあえず発注(笑)。
いやほら、待てないじゃないですかこういうのって。笑
さすがのAmazon、次の日くらいには届いたので、早速修理開始です。
まずは損壊した純正品の取り外し作業から進めます。
ファンはラジエター本体に10mmネジ6本で止まってます。
下側に各2本、上に各1本です。
📷
📷
📷
はずしていると、ギャー!
📷
やっぱ折れましたw
まぁどうせ外すものなのであまり気にせず次へ。笑
外したファンはこんな感じです。
完全にセンターのところで破断してます。
衝突の衝撃もあるとは思いますが、老朽化の影響もありそうですね。
📷
ファンが外れて枠に当っていたようです。あーあー。
作業中。
真夏で死にそうだったんですが、車の下は結構涼しいですw
📷
さてさて外れたので、新しいファンを開けてみましょう!wkwk
このAmazonらしい簡素なパッケージ。僕はこれで全然いいと思います。
実を取るタイプです。
📷
じゃーん!
📷
いや、軽っ!!!
そして、めっちゃプラスチック!笑
多少バリがあって、その辺は中華の匂いを感じますが、不安な心を黙殺して進みます。
しかし、純正品とならべると、こうです。
📷
うすっ!
これだけ薄いと、作業性もよくなりますし、空気の通り道も増えそうです。
そして、軽い、とにかく軽い。
重量半分どころじゃないです。
純正品と比べると雲泥の差!
この交換の最大の利点は、軽量化かもしれないですね。
さてまず換装のためには、コネクターの付け替えからです。
買ったラジエターファンはギボシになっているので、純正ファンのコネクターのケーブルをカットしてギボシをつけます。
📷
の前に、どのくらいの長さにしたら良いのか決めないといけないので、とりあえずファンを仮にあててケーブルの長さを決めます。
📷
📷
ファン本体を仮止めして様子見。
こんな感じかな~。ファンの直径くらいのケーブル長があれば足りそうです。
最初から生えてるケーブルの長さだと長過ぎるということがわかったので、長さを合わせてカットして、ギボシをつけます。
これは僕の持っている工具で長年に渡り最優秀工具の座を欲しいままにするケーブルストリッパーです。セットして握れば皮膜がむける。こいつは最強w
📷
横からはさんでタイプではなくて、上下から挟むタイプです。 ただし工具は強度というか造りが肝なので、安いやつは気をつけてください。 同じやつではないので保証しませんw
個人的には圧倒的にこのgootのYS-1をお勧めします。
で、コネクターを移植。
📷
移植完了!
あとはどうやってファン本体をラジエターに取り付けるか、です。
(先に考えろというツッコミは無しの方向でw)
ファンについていた取り付け用パーツはこんなのです。
📷
しょぼ!笑
ん~これをどうやって使うかw
もちろん元々の穴とは全然位置が違うので、新規に考えないといけません。
まぁこういうのは経験上、穴を作るのが良いですね。
穴の自由度が高いステーを使って取付部を作ってしまうという手法です。
色々なパターンを試していけそうなのを探しましたが、最終的に作った構造がこれです。 📷 短くて薄いステーを2回折り曲げて元々の取り付け穴に取り付け、横穴の大きい長いステーを横に渡してファンを取り付けてます。写真だとファンを取り付けてないんですが、下側で2箇所ネジ止めしました。短いステーは左右に2箇所、長いのはラジエター幅一杯に1本です。 ↓これ系のやつです。ホームセンターで物色。
上は元々の穴をそのまま使ってます。
📷
上の穴を基点にして、下の取り付け穴を決めている感じです。
長いステーの横穴が長いので、けっこう自由度があります。
いやしかし、すっごい空間ができました!
📷
じつはひとつ問題があって、実はSW20のラジエターは下のフレームに載っかっているんですが、これがひん曲がってしまったので、まともに載せておけません。
📷
ハンマーで叩いてそこそこまっすぐにはしたのですが、安心できるところまでは直せなかったので、保険をかけてラジエターを上吊りに変更しました。
水道用の鉄のバンドとスポンジなどを駆使して、上の元々あるステーにラジエターをくくりつけて吊ってます。
いやーしかし真夏だったので暑かったです。汗だくです。
📷
さて、エンジン始動!!!
しばらくして水温が上がってくると、リレーの音がしてファン始動、、、!いい感じです!
そして、すっごい風量!!!
よくこの薄型ファンでこれだけの風量出せるなという感じのすごい風です。
めっちゃ冷えそう。
と、いうことで、無事ラジエターファン換装完了しました。
走行テストしてみたところ、全く問題ない、というか、今までよりも水温計の指針が低いです。
いやーうまく行った!
※追記:3ヶ月以上使っていますが、全く問題は出ていません。
高速道路走行、高回転などそこそこ使っていますが、大丈夫そうです。
プラスチックも見事夏を耐えきり、強度的にも全く問題は出ていないです。
※追記:さらに1年半経過しましたが、問題なく使えています。
まだサーキットには行っていませんが、夏を越えられたので多分大丈夫じゃないかなぁと。
おまけ。
ついでにクーラントも交換しました。
📷
SW20のクーラント交換は死ぬほど面倒で、真面目にやると4箇所(5箇所?)から抜かないとダメです。フロントと、下の冷却水のパイプ2本各1箇所、エンジン本体とドレンボルトがあります。
冷却水の配管のドレンボルトはこのへん↓です。
📷
こんな感じで外しました。
📷
また、全部抜くと10L以上出ますので、排水対策を十分にしてからがんばってくださいw
下に入る排水受け皿でいいのがなかったので、工具入れの蓋を使いました。
背が低くてちょうど良かった。笑
📷
エア抜きかったるいので昼ごはんを食べながらやるの図w
📷
ちなみに真面目にエア抜きの場合は、フロントトランク内にエア抜き用のホースがあるのでそれを使います。いや、使いましたよ?笑
そういえばクーラントって、色、迷いますよね。
別にコレ純正色と合わせる必要ないので、好きな色を入れればいいんだそうです。
ただし、違う色を入れる場合は、全部排水してからじゃないと混ざって気持ち悪い色になりますw
いやー、やっぱり整備性が悪くて手のかかる車ですけど、カワイイですよね。
これがSW20のいいところです。はい。
そう、手が入らない!
だんだん昔の気持ちが蘇ってきました。
これがマイカーになるっていうことなんでしょうね~♫
次回はバンパー直します。人生初のFRP作成に挑戦!
Σχόλια