さてさてラジエターファンが直りましたので次、バンパー補修です。
別に見た目重視じゃないんでいいっちゃいいんですけど、
大人としてこれ↓はさすがに無いな、と。笑
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元々これ↓ですからねぇ?w
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しかしながらバンパーを買い直すとそこそこ金額かかりますし、何よりこの車レア色なんですよ。
つまりどういうことかというと、こんな色のバンパーまず中古で出ない訳です。
ということは、買っても結局塗らないといけないのですよ。
そこまでやるんだったらさ~、
直しちゃった方が早くね?
という訳で直します。
しかし問題は、派手に5分割しているので、塗るとかそういう次元ではない。
バンパーをまずはくっつけて、元の形状に戻さないといけないのです。
ということで、やったことないんですが、FRP補修をやってみよう!ということにしました。
YouTube動画で勉強できるのが最近のいいところ。 散々情報収集して、まずはFRP補修の材料を買います。
FRPというのは、Fiber Reinforced Plastics、つまり繊維強化プラスチック、というわけで、ざっくりいうとプラッチックです。
なので、樹脂と、固くする硬化剤が材料です。
樹脂だけだと弱いので、ガラス繊維(Glass)を一緒に硬化させて強度を出す訳です。
なので一般的にFRPといっている奴は、GFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics)です。
さらにざっくり言うと、鉄筋コンクリートと同じ構造です。笑
ちなみにカーボンとよく言われるのはCFRP、Carbon Fiber Reinforced Plastics、炭素繊維強化プラスチックです。ガラス繊維が炭素繊維になるわけですね。
こういうの、自分でやろうと思うとすごく勉強するので、知識が得られますよね。
役に立つかは知りませんが、楽しいからいいんです。笑
話がそれましたが、この3つ(樹脂、硬化剤、ガラス繊維)がセットになっているものが市販されているので、これを買います。
買ったのがこれ。
※追記:2019/1現在、僕が買ったセット(左)は再入荷未定になっているので、違うもの(右)も貼っておきます。「FRP補修セット 1kg インパラフィン」がキーワードです。
樹脂と繊維、硬化剤に便利なカップとハケと計量スポイトもついてる。
必要なものが一発で揃っていい感じです。
あと、樹脂を洗う、希釈するのにアセトンと、仮止め用にアルミテープがいるのでこれも買います。
※追記:2019/1現在、僕が買った溶剤も販売されていないので同等品を貼っておきます。
さすがのAmazon、次の日には届いたw
すごい時代になりましたね。
材料は揃ったのでいざスタート!
まず、樹脂を塗るためにもとの形状に戻る下準備です。
元々のバンパーの破断面は繊維のせいでバリバリなので、これを男らしくカットして平面にしていきます。
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ギリギリくっついているところとかもありますが、どうせくっつけるので男らしくザクザク切ってしまったほうが作業効率いいです。
で、切ると言ってもFRPは死ぬほど硬いので、ハサミどころかニッパーとか使っても全く切れません。ので、ディスクグラインダーを使って作業しないと、地球が終わるまでにFRP補修が始められませんw
僕は持ってないので、ホームセンター(カインズホーム)のレンタルサービスを使って借りました。
コードがついてる奴は安いんですが、個人的には圧倒的に充電式がオススメです。
なぜかというと、作業中に電源コードを切りそうになるからですw
ディスクはこのへん↓のFRP用がベターですね。
このディスクグラインダーって奴はものすごく便利な工具で、切断、整形、研磨とディスクのあて方でなんでもこなせるスグレモノです。欲しい。
で、バンパーをザクザク切って切断面を綺麗にしていきます。
ものすごい粉塵と騒音が出るので気をつけてくださいw
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切ったら、次は洗浄。
細かいチリなどを洗い流して、洗剤で油分を飛ばします。
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洗ったらアルミテープでつないで形を造ります。
樹脂を裏側から塗るので、アルミテープは表側から貼っておきます。
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なぜアルミテープかというと、強いこと、形状に合わせた形にできること、樹脂がついても綺麗にはがせることが理由、だと思います。笑
貼り合わせるとこんな感じ。
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自立できる強度は出るので、手を離しても大丈夫なくらいしっかりテープ止めします。
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なんかこれで自立するし、これでいんじゃね?
という思いがよぎりますが、頑張って綺麗に仕上げたいというクリエイターマインドで押し殺します。笑
さてお待ちかね、FRPを塗っていきます。
思いの外簡単で、樹脂をカップに入れ、適正な量の硬化剤を入れて混ぜ、塗るだけです。
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硬化剤の量は指示通りに、といいたいところですが、これをミスると面倒なので慎重に。
ケチって少なくすると一生固まらないので、どっちかっていうと多めに入れたほうがまだなんとかなります。
多めにしちゃった時は硬化が早いので、カップの中で固まってきちゃいます。
こんな感じ。
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あとは硬化剤が混ざっていないと一生固まらない部分ができてしまうので、とにかくハケでよく混ぜるのがポイントっぽいです。
で、この樹脂をバンパーの裏から塗ります。
塗ったらガラス繊維シートをあてて、さらにヒタヒタになるくらい塗ります。
ガラス繊維シートは、10cm四方くらいのサイズで切って準備しておくと作業が早いです。
2層から3層くらいガラス繊維を重ねるくらいがいいんじゃないでしょうか。
こんな感じになります。
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あとは、待つだけ!
気温が高いとけっこう早く固まりますので、フロントバンパー全部やっても半日はかからないです。
固まったら、触ってみてください。
驚くほど硬いんですよ。びっくりしました。
自分でプラスチック作れた!笑
固まったら、アルミテープを剥がしていきます。
プラモデルのマスキングテープを剥がす感覚ですね~。
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お!
自立する!
すごい強度!
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これでいんじゃね?笑
と、いうことで、、、、???
今日はこのまま↓帰りまーす!笑
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バンパー当たっちゃってライトが閉まらないので、あけっぱです。笑
街行く人々の視線?
いや、感じますよ?
でもねぇ奥さん。
DIYな人々はそんなのは気にしない訳ですw
もう、くっついただけでめちゃめちゃ嬉しいんですよ!
自分で直して、走れるようになった!
この感動だけでご飯3杯くらい食べられる訳です。
(少食なので3杯はけっこう多い)
ていうか、暗いしお腹すいたし帰りたかったんです。
車好きでもお腹はすくんですよ。笑
まぁでも、なるべく綺麗には仕上げたいので、まだ終わりません。
次回はパテ盛り、その後は塗装工程が残ってます。
つづく。笑
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